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研究会等案内

認知発達理論研究会

 認知発達理論研究会は発達研究者の理論的立場の相違を越えて、自由な雰囲気の中で、 認知発達に関して議論する場を提供することを目的として2000年に設立されました。 当初は故足立自朗先生と私が中心になって作った私的研究会でしたが、研究者の参加の 便宜を図るため、一年後の2001年に、日本発達心理学会分科会の一つとして組織替えをし、 日本発達心理学会・認知発達理論分科会となりました。

この分科会は、最近出版された認知発達に関する研究書(論文集、ハンドブックなども含む) の中から理論的に重要なものを取り上げ、それを検討することを通して理論的立場の異なる 会員同士が議論をたたかわせる機会として、年3回の研究例会を開催しています。例会には、 院生になったばかりの若者から定年退職された大学教授まで、東は北海道から西は広島まで 日本各地の大学から色々な年齢層の方が参加しています。これまで具体的にどういうテーマが 分科会で取り上げられているかは認知発達理論分科会ホームページをご覧ください。

また、この分科会は認知発達研究を目指す若手の研究者を育て、日本における認知発達研究の 発展と深化をはかるという役割の一端を担うことを目指しています。そのため、分科会に おける報告者をもっぱら博士課程院生にお願いしているし、若手研究者が博士論文を書き 上げた場合、それを集中的に検討する博論検討会も開催しています(偶々、私が分科会代表を 務めていることもあって、当研究室の院生にはしばしば分科会報告者をお願いしています)。 会の維持のため、参加者には年会費として1000円を徴収していますが、大学院生など定職を 持たない者は年会費も参加費も免除されます。若手研究者が参加しやすい研究会ですから、 多くの若手研究者が参加されることを期待しています。