講義・演習:大学院(2009年度)
※以下の内容はシラバスによるものです。
発達心理学特論
この特論では,認知発達現象に対する見方,捉え方を
習得することを目標とする。学校教育専攻以外の
教科教育専攻の院生にも役立つことを配慮して,
教育と発達との関連を見失わないようにする。具体的には,ピアジェの
認知発達理論を学習や教育の問題にかかわりの深い彼自身の論文、
著書に即しながら解説する。
発達心理学演習(1)
修士論文作成のための準備を支援することを目標にして,
次のような文献講読と研究指導の2本立てで行う。
(1) 各自ができるだけ早い時期に,自分の研究テーマを定める
ことができるように,認知発達に関する先行研究について文献
講読を行なう。
(2) 研究するに値する研究テーマを見出した者については,
そのテーマに相応しい実証的課題の考案,実施,結果報告を
できるだけ支援する。
この演習は修士課程1年の者を対象とするので,特に(1)に重点を
置いた演習を行う。なお,幼児,児童を対象とした認知発達調査を
実験演習のような形で行うことも予定している。
発達心理学演習(2)
修士論文作成のための準備を支援することを目標にして,
次のような文献講読と研究指導の2本立てで行う。
(1) 各自ができるだけ早い時期に,自分の研究テーマを定める
ことができるように,認知発達に関する先行研究について文献
講読を行なう。
(2) 研究するに値する研究テーマを見出した者については,
そのテーマに相応しい実証的課題の考案,実施,結果報告を
できるだけ支援する。
この演習は修士課程2年の者を対象とするので,特に(2)に重点を
置いた演習を行う。なお,幼児,児童を対象とした認知発達調査を
実験演習のような形で行うことも予定している。
発達心理学研究指導
担当者の専門分野は幼児期から青年期までの認知発達で、主として
次のテーマを扱う。研究指導は、こうしたテーマに沿った修士論文の作成を目標として行なう。
1.子どもにおける認知発達および知識獲得(論理・数学的認識、社会的認識、自然科学的認識等の獲得、あるいは、それにつながる幼児の素朴理論)に関する課題
2.子どもの知識獲得を支える心的諸機能(言語、描画、記憶、メタ認知、学習、遊び等々)の発達に関する課題
3.子どもの学力(学習能力)とそれを支える子どもの認知発達との関係に関する課題
4.学校教育における教科(理科、社会科、国語、数学等々)の学習に困難を感じる子どもにおける、認知発達上問題点の解明に関する課題
5.教科教育法(理科教育法、数学教育法、社会科教育法等々)の背後にあり、それを可能にしている認知的メカニズムに関する課題
早稲田大学教育学部
早稲田大学大学院教育学研究科 中垣研究室
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